- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 13,462円 (-13)
- プラチナ 5,566円 (-48)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,421.90ドル (+42.20)
- NYプラチナ 1,014.40ドル (+7.70)
7/11、ニューヨーク市場の金は大幅続伸。始値2,377.40ドル、高値2,430.40ドル、安値2,376.80ドル、終値2,421.90ドル、前日比+42.20(+1.77%)。米労働省労働統計局(BLS)より6月の消費者物価指数(CPI)が発表。前月比で0.1%低下となり、市場予想の0.1%上昇を下回った。前回は0.0%と横ばいだった。前年同月比では3.0%上昇となり、市場予想の3.1%上昇を下回った。前回は3.3%上昇だった。変動の大きい食品とエネルギーを除くコア消費者物価指数は、前月比で0.1%上昇となり、市場予想の0.2%上昇を下回った。前回は0.2%上昇だった。前年同月比では3.3%上昇となり、市場予想の3.4%上昇を下回った。前回は3.4%上昇だった。総合CPIが前月比でマイナスとなるのは2020年5月以来となり、経済活動は全体的に減速していると受け止められた。第1四半期(1-3月期)に再燃したインフレは沈静化しつつあり、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げ前に求めている強い確信になる公算が大きいとの声も聞かれた。米労働省雇用統計局より先週(06/30-07/06)の新規失業保険申請件数が発表。前週比1万7000件減の22万2000件となり、市場予想の23万8000件を下回った。前回は23万9000件(速報値23万8000件)に上方修正された。失業保険継続受給者数は前週比4000件減の185万2000件。前回は185万6000件(速報値185万8000件)に下方修正された。工場が閉鎖する時期と重なり統計は不安定になりやすい。失業保険の継続受給者数は減少したものの、21年以来の高水準にとどまった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が一時4.1%台まで低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重しとなっている。この日は9月の米利下げ観測も相まってドルが弱含んだ。対ユーロでもドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移。終値ベースでは5月23日ぶりに2,400ドル超となった。7月12日9時30分現在、ロンドン金は2,410ドル台で推移しています。