国内公表(買取価格1gあたり)
金 13,442円 (-301)
プラチナ 5,417円 (-134)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,459.90ドル (-7.90)
NYプラチナ 1,008.10ドル (-3.40)

7/17、ニューヨーク市場の金は小反落。始値2,473.20ドル、高値2,488.40ドル、安値2,455.50ドル、終値2,459.90ドル、前日比-7.90(-0.32%)。米商務省センサス局より6月の住宅着工件数が発表。前月比3.0%増の135万3000件となり、市場予想の131万件を上回った。前回は131万4000件(速報値127万7000件)に上方修正された。住宅建築許可件数は前月比3.4%増の144万6000件となり、市場予想の140万件を上回った。前回は139万9000件(速報値138万6000件)に上方修正された。集合住宅が堅調だったことで増加したものの、一戸建ては4カ月連続の減少となり、8カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。住宅ローンの上昇による買い控えが鮮明となった。米連邦準備制度理事会(FRB)より6月の鉱工業生産指数が発表。前月比で0.6%上昇となり、市場予想の0.4%上昇を上回った。前回は0.9%上昇だった。設備稼働率は78.8%となり市場予想の78.5%を上回った。前回は78.3%だった。一方、9月にも利下げが実施されるとの期待が高まる中、米連邦準備制度理事会(FRB)高官から内向きな発言が相次いだ。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は利下げへの確信を得るため、向こう数カ月のデータを確認したいと述べた。FRBウォラー理事は利下げの時期が近づいているとした上で、インフレが持続的に低下しているという証拠をもう少し確認したいとの認識を示した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が4.15%台まで低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重しとなっている。対ユーロではドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移。前日には終値ベースで2,467.80ドルと、5月21日以来の最高値を更新した。7月18日9時30分現在、ロンドン金は2,450ドル台で推移しています。