国内公表(買取価格1gあたり)
金 13,442円 (0)
プラチナ 5,305円 (-112)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,456.40ドル (-3.50)
NYプラチナ 986.00ドル (-22.10)

7/18、ニューヨーク市場の金は小幅続落。始値2,462.50ドル、高値2,478.50ドル、安値2,442.90ドル、終値2,456.40ドル、前日比-3.50(-0.14%)。米労働省労働統計局(BLS)より先週(07/07-07/13)の新規失業保険申請件数が発表。前週比2万件増の24万3000件となり、市場予想の22万9000件を上回った。前回は22万3000件(速報値22万2000件)に上方修正された。失業保険継続受給者数は前週比2万件増の186万7000件。前回は184万7000件(速報値185万2000件)に下方修正された。新規失業保険申請件数は5月以来の増加となった。失業保険継続受給者数は21年11月以来の高水準。労働市場は沈静化していると受け止められた。7月の米フィラデルフィア連銀景況指数は13.9ポイントとなり、市場予想の3.0ポイントを上回った。前回は1.3ポイントだった。6月の米景気先行指数はマイナス0.2%となり、市場予想のマイナス0.3%を上回った。前回はマイナス0.5%だった。いずれも市場予想を上回る内容となった。フィラデルフィア連銀景況指数は4月以来の高水準となり、米景気の底堅さが示された。一方、欧州中央銀行(ECB)が政策金利の据え置きを決定。ラガルド総裁は記者会見で「9月の会合でどのような対策をするかは何も決まっていない」と述べた。市場関係者の間では、米連邦準備制度理事会(FRB)と歩調を合わせ、9月に利下げを実施する可能性もあるとの声も聞きかれた。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が4.2%台まで上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重しとなっている。対ユーロではドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移した。7月19日9時30分現在、ロンドン金は2,430ドル台で推移しています。