国内公表(買取価格1gあたり)
金 12,999円 (+229)
プラチナ 5,084円 (+44)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,427.90ドル (+28.00)
NYプラチナ 944.40ドル (-1.30)

7/26、ニューヨーク市場の金は反発。始値2,409.90ドル、高値2,436.70ドル、安値2,401.00ドル、終値2,427.90ドル、前日比+28.00(+1.17%)。米商務省経済分析局より6月の個人所得・支出が発表。個人所得は前月比で0.2%増となり、市場予想の0.4%増を下回った。前回は0.4%増(速報値0.5%増)に下方修正された。個人支出は前月比で0.3%増と市場予想に一致。前回は0.4%増(速報値0.2%増)に上方修正された。同省同局より6月の個人消費支出(PCE)価格指数が発表。総合指数は前月比で0.1%上昇と市場予想に一致。前回は0.0%と横ばいだった。前年同月比では2.5%上昇と市場予想に一致。前回は2.6%上昇だった。変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前月比で0.2%上昇と市場予想に一致。前回は0.1%上昇だった。前年同月比では2.6%上昇となり、市場予想の2.5%上昇を上回った。前回は2.6%上昇だった。個人消費は伸びが鈍化しつつも、堅調さを維持していることが示された。景気後退を避けながらインフレを抑え込もうとしている米連邦準備制度理事会(FRB)にとって朗報となる。市場ではFRBが9月に利下げをするとの見方が強まり、米国債が買われる要因となった。米ミシガン大学より7月の消費者信頼関係指数(確報値)が発表。結果は66.4ポイントとなり、市場予想の66.5ポイントを下回った。前回は68.2ポイントだった。1年先のインフレ期待は2.9%と、前月の3.0%から低下。5-10年先のインフレ期待は3.0%と、前月から横ばいとなった。ミシガン大学の消費者ディレクター・ジョアン・シュー氏は「物価高が低所得者の家計を引き続き圧迫している」と指摘した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重しとなっている。対ユーロではドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先、ウクライナや中東情勢を巡る安全資産としての需要で底堅く推移した。