- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 12,355円 (-30)
- プラチナ 4,681円 (-120)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,444.40ドル (-25.40)
- NYプラチナ 915.50ドル (-52.10)
8/5、ニューヨーク市場の金は大幅続落。始値2,490.30ドル、高値2,500.80ドル、安値2,403.80ドル、終値2,444.40ドル、前日比-25.40(-1.03%)。前週は米連邦公開市場委員会(FOMC)が8会合連続で政策金利の据え置きを決定。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は会合後の記者会見で9月の利下げを示唆した。その後公表された7月の雇用統計では失業率が予想外に上昇し、米景気は想定よりも速いペースで減速していることが示された。米景気の陰りを受けて投資家らのリスク回避姿勢が強まり、欧米株式市場では主要株価指数が軒並み下落し、金は換金目的の売りが優勢となった。国内では日銀が0.25%程度の追加利上げを決定。外国為替市場では円高が急速に進み、一時1ドル141円台と約7カ月ぶりの高値。質への逃避で債券が上昇し、長期金利の低下に伴い日本金融株が軒並み下落した。週明けは米供給管理協会(ISM)より7月の非製造業景気指数が発表。結果は51.4ポイントと、市場予想の51.1ポイントを上回った。前回は48.8ポイントだった。景気拡大・縮小の境目である50.0ポイントを上回り、サービス業は回復に向かっていると受け止められた。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が一時3.66%台と約1年2カ月ぶりの低水準となり、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差の縮小が進むとの見方でドルが弱含んだ。対ユーロでもドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。米景気後退懸念によるリスク回避の動きは継続していて、金は利益確定の売りや換金目的の売りに押されたものの、強い内容の米ISM非製造業景気指数を受けて下げ一服となった。8月6日9時30分現在、ロンドン金は2,400ドル台で推移しています。