国内公表(買取価格1gあたり)
金 12,752円 (-50)
プラチナ 4,828円 (-5)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,507.80ドル (+3.80)
NYプラチナ 945.90ドル (-0.70)

8/13、ニューヨーク市場の金は5日続伸。始値2,512.60ドル、高値2,517.30ドル、安値2,498.20ドル、終値2,507.80ドル、前日比+3.80(+0.15%)。民間調査会社の欧州経済研究センター(ZEW)より発表された8月の景況感指数=結果は19.2ポイントと、市場予想の34.2ポイントを大幅に下回った。前回は41.8ポイントだった。ZEWのバンバッハ所長は声明文で「ドイツ経済の見通しは打ち砕かれた」とし、「曖昧な金融政策や予想外の米経済統計、中等情勢を巡る懸念の高まりといった強い不透明感が悪い影響を及ぼしている可能性が高い」と指摘した。米労働省労働統計局(BLS)より発表された7月の生産者物価指数(PPI)=前月比で0.1%上昇と、市場予想の0.2%上昇を下回った。前回は0.2%上昇だった。前年同月比で2.2%上昇と、市場予想の2.3%上昇を下回った。前回は2.7%上昇(速報値2.6%上昇)に上方修正された。食品とエネルギーを除くコア生産者物価指数は、前月比で0.0%の横ばいと、市場予想の0.2%上昇を下回った。前回は0.3%上昇(速報値0.4%上昇)に下方修正された。前年同月比で2.4%上昇と、市場予想の2.6%上昇下回った。前回は3.0%上昇だった。サービス価格は今年初の低下となり、インフレは緩やかに減速していることが示された。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が3.84%台まで低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差の縮小が進んだことや、米雇用統計の下振れでドルが弱含んだ。対ユーロもドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移。終値ベースで2,507.80ドルと、連日最高値を更新した。8月14日9時30分現在、ロンドン金は2,460ドル台で推移しています。