- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 13,024円 (+147)
- プラチナ 4,911円 (-41)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,537.80ドル (+45.40)
- NYプラチナ 962.40ドル (-2.70)
8/16、ニューヨーク市場の金は大幅続伸。始値2,494.40ドル、高値2,548.30ドル、安値2,488.20ドル、終値2,537.80ドル、前日比+45.40(+1.82%)。米商務省センサス局より発表された7月の住宅着工件数=前月比6.8%減の123万8000件と、市場予想の133万8000件を下回った。前回は132万9000件(速報値135万3000件)に下方修正された。住宅建築許可件数は前月比4.0%減の139万6000件と、市場予想の142万8000件を下回った。前回は145万4000件(速報値144万6000件)に上方修正された。7月の住宅着工件数は2020年5月以来の低水準。地域別で見ると南部が大きく減少していて、市場関係者はハリケーン「ベリル」が影響を及ぼした可能性を指摘した。8月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)=結果は67.8ポイントと、市場予想の66.9ポイントを上回った。前回は66.4ポイントだった。1年先のインフレ期待は2.9%と前月から横ばい。5-10年先のインフレ期待も3.0%と前月から横ばいだった。消費者マインドは5カ月ぶりに上昇。ミシガン大学の消費者調査ディレクター、ジョアン・シュー氏は声明文で「消費者はインフレが引き続き安定するとみているが、大統領選の行方によって期待は変化する可能性がある」と指摘した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では米住宅指標の下振れや、週末要因の持ち高調整を背景に幅広い通貨でドルが売られた。対ユーロもドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの逃避先。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移。終値ベースで2,537.80ドルと過去最高値を更新した。