国内公表(買取価格1gあたり)
金 12,776円 (-52)
プラチナ 4,833円 (-79)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,516.70ドル (-30.80)
NYプラチナ 953.70ドル (-19.60)

8/22、ニューヨーク市場の金は大幅下落。始値2,549.90ドル、高値2,551.40ドル、安値2,506.40ドル、終値2,516.70ドル、前日比-30.80(-1.21%)。米労働省雇用統計局より発表された先週(08/11-08/17)の新規失業保険申請件数=前週比4000件増の23万2000件と、市場予想の23万件を上回った。前回は22万8000件(速報値22万7000件)に上方修正された。失業保険継続受給者数は前週比4000件増の186万3000件と、市場予想の186万5000件を下回った。前回は185万9000件(速報値186万4000件)に下方修正された。新規失業保険申請件数は小幅な増加にとどまり、労働市場は緩やかに減速していると受け止められた。全米不動産協会(NAR)より発表された7月の中古住宅販売件数=前月比1.3%増の395万件と、市場予想の393万件を上回った。前回は390万件(速報値389万件)に上方修正された。中古住宅販売件数は5カ月ぶりの増加となり、住宅ローン金利の低下が寄与した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷に。ジャクソンホール会議でFRBパウエル議長は年内利下げに積極的な姿勢を示さないとの見方から米国債が売られた。外国為替市場では金利差の拡大が意識されドルが強含んだ。対ユーロもドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの逃避需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移。この日は利益確定の売りで下げ幅を拡大した。8月23日9時30分現在、ロンドン金は2,480ドル台で推移しています。