国内公表(買取価格1gあたり)
金 12,675円 (+80)
プラチナ 4,648円 (+94)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,543.10ドル (+17.10)
NYプラチナ 930.30ドル (+22.00)

9/5、ニューヨーク市場の金は続伸。始値2,526.40ドル、高値2,554.00ドル、安値2,523.70ドル、終値2,543.10ドル、前日比+17.10(+0.68%)。米民間調査会社オートマチック・データ・プロセッシングより発表された8月のADP雇用統計は、前月比9万9000人増と市場予想の14万7000人を下回った。前回は11万1000人(速報値12万2000人)に下方修正。2021年1月以来の低い伸びにとどまり、労働市場の減速が示唆された。米労働省雇用統計局より発表された先週(08/25-08/31)の新規失業保険申請件数は、前週比5000件減の22万7000件。前回は23万2000件(速報値23万1000件)に上方修正。失業保険継続受給者数は前週比2万2000件減の183万8000件。前回は186万件(速報値186万8000件)に下方修正された。米供給管理協会より発表された8月のISM非製造業景気指数は、51.5と市場予想の50.9を上回った。前回は51.4だった。景気拡大・縮小の境目である50を2カ月連続で上回った。ただ、雇用指数は7月の51.1から50.2に低下していて、受注残指数も43.7と1年ぶりに大きく落ち込んだ。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差の縮小が意識されドルが弱含んだ。対ユーロでもドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの逃避需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移した。9月6日9時30分現在、ロンドン金は2,510ドル台で推移しています。