- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 12,521円 (-154)
- プラチナ 4,615円 (-33)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,524.60ドル (-18.50)
- NYプラチナ 918.70ドル (-11.60)
9/6、ニューヨーク市場の金は反落。始値2,547.10ドル、高値2,559.80ドル、安値2,513.90ドル、終値2,524.60ドル、前日比-18.50(-0.73%)。米労働省労働統計局(BLS)より発表された8月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比で14万2000人増となり、市場予想の16万5000人増を下回った。前回は8万9000人増(速報値11万4000人増)に下方修正された。失業率は4.2%と5カ月ぶりに低下し、市場予想に一致した。前回は4.3%だった。平均時給は前月比で0.4%増と伸びが加速し、市場予想の0.3%増を上回った。前回は0.2%増だった。前年同月比では3.8%増と市場予想の3.7%増を上回った。前回は3.6%増だった。雇用者数は予想を下回ったものの、失業率は小幅に低下し、平均時給は増加していて、労働市場の底堅さも示された。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は6日、ノートルダム大学の講演で金融政策に言及。「労働市場は引き続き軟化しているが、景気後退には陥っていない」とし、「最近の一連の経済指標を鑑みれば、もはや忍耐ではなく行動が必要だ」と述べた。大幅利下げの可能性については「適切であれば支持する」と話した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では米利下げ幅を巡り方向感の定まらない展開。対ユーロはドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの逃避需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移した。