国内公表(買取価格1gあたり)
金 12,968円 (休場)
プラチナ 4,871円 (休場)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,646.20ドル (+31.60)
NYプラチナ 992.00ドル (-11.80)

9/19、ニューヨーク市場の金は3日続伸。始値2,611.20ドル、高値2,651.00ドル、安値2,608.70ドル、終値2,646.20ドル、前日比+31.60(+1.21%)日銀は20日に開催した金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決定。植田総裁は今後の見通しについて「現在も実質金利が極めて低い水準にあることを踏まえると、経済・物価の見通しが実現していくとすれば、それに応じて引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになる」と述べた。その上で「すぐに利上げだ、ということにはならない」とし、追加利上げに慎重な姿勢を示した。米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は20日、CNBCとのインタビューで「私の想定以上にインフレの軟化が進んでいる」と話した。年内2回の会合ではそれぞれ0.25%の利下げを支持するとしつつ、データ次第では利下げ幅を0.50%にする可能性もあると話した。ウォラー理事の発言を受けて市場では、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で再度大幅利下げを実施するとの見方が広がった。一方、17日から中東のレバノン各地で通信機器が一斉に爆発し、あわせて37人が死亡、およそ3000人が負傷した。20日にはイスラエル軍がレバノンの首都ベイルートを空爆し、イスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の複数の幹部が死亡。ヒズボラの指導者は報復を宣言していて、紛争が一段と激化するとの懸念が高まった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では対ユーロでドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金は米利下げ開始によるリスクの逃避需要、中東情勢を巡る安全資産としての需要で底堅く推移。1オンス=2,646.20ドルで取引を終え、終値ベースで2日連続の過去最高値を更新した。