国内公表(買取価格1gあたり)
金 13,842円 (+138)
プラチナ 5,109円 (+58)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,667.80ドル (-11.40)
NYプラチナ 1,001.70ドル (-3.90)

10/4、ニューヨーク市場の金は反落。始値2,675.70ドル、高値2,690.60ドル、安値2,651.60ドル、終値2,667.80ドル、前日比-11.40(-0.43%)。米労働省労働統計局より発表された9月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比で25万4000人と、市場予想の14万8000人を大きく上回った。前回は15万9000人(速報値14万2000人)に上方修正された。失業率は4.1%と市場予想の4.2%を下回り、前回の4.2%から低下した。平均時給は前月比で0.4%と市場予想の0.3%を上回った。前回は0.5%(速報値0.4%)に上方修正。前年比では4.0%と市場予想の3.7%を上回った。前回は3.9%(速報値3.8%)に上方修正された。非農業部門雇用者数は5月以来の高水準となった一方、失業率は低下し、平均時給は上昇した。米景気の底堅さが浮き彫りとなり、市場では大幅利下げ継続観測が後退し、ソフトランディング(軟着陸)への期待が高まった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げ幅が0.25%になるとの見方が強まり、債券売りが加速した。外国為替市場では金利差の拡大が意識されドルが強含んだ。対ユーロでもドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は弱材料が台頭したものの、急落には至らず底堅く推移した。