国内公表(買取価格1gあたり)
金 14,722円 (+227)
プラチナ 5,194円 (+31)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,737.20ドル (+37.90)
NYプラチナ 975.10ドル (+4.60)

11/22、ニューヨーク市場の金は大幅高で5日続伸。始値2,695.90ドル、高値2,743.30ドル、安値2,694.50ドル、終値2,737.20ドル、前日比+37.90(+1.40%)。全米不動産協会(NAR)より発表された10月の中古住宅販売件数は、前月比3.4%増の396万件となり、市場予想の388万件を上回った。前月は383万件(速報値384万件)に下方修正された。米民間調査会社コンファレンス・ボードより発表された10月の景気先行指数はマイナス0.4%。市場予想はマイナス0.3%。前月はマイナス0.3%(速報値マイナス0.5%)に修正された。11月のミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)は71.8と速報値の73.0から下方修正。前月の70.5から1.3ポイント上昇となった。1年先のインフレ期待は2.6%と前月の2.7%から低下し、2020年以来の低水準。5-10年先のインフレ期待は3.2%と前月の3.0%から上昇し、2023年以来の高水準となった。米S&Pグローバルより発表された11月の総合購買担当者景気指数(PMI)は、55.3と市場予想の54.2を上回り、2022年4月以来の高水準。前月は54.1だった。製造業PMIは48.8と前月の48.5から上昇。サービス業PMIは57.0と前月の55.0から上昇となった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が小幅に低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では米景気の底堅さも意識されドルが強含んだ。対ユーロでもドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金はロシア・ウクライナ戦争を巡る地政学的リスクが高まるなか、安全資産としての需要に支援され2,700ドル台回復となった。