国内公表(買取価格1gあたり)
金 14,408円 (-141)
プラチナ 4,928円 (-70)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,709.40ドル (-47.30)
NYプラチナ 940.70ドル (-10.10)

12/12、ニューヨーク市場の金は5日ぶり反落。始値2,753.60ドル、高値2,761.30ドル、安値2,696.70ドル、終値2,709.40ドル、前日比-47.30(-1.72%)。米労働省労働統計局(BLS)より発表された11月の生産者物価指数(PPI)は、前月比で0.4%上昇と、市場予想の0.3%上昇を上回った。前月は0.3%上昇(速報値0.2%上昇)に上方修正。前年同月比では3.0%上昇と、市場予想の2.7%上昇を上回った。前月は2.6%上昇(速報値2.4%上昇)に上方修正された。変動の大きい食品とエネルギーを除くコアPPIは、前月比で0.2%上昇と市場予想に一致。前月は0.3%上昇だった。前年同月比では3.4%上昇と、市場予想の3.3%上昇を上回った。前月は3.4%上昇(速報値3.1%上昇)に上方修正された。11月の米PPIは鳥インフルエンザによる卵価格の上昇が影響した。米労働省雇用統計局より発表された先週(12/01-12/07)の新規失業保険申請件数は、前週比1万7000件増の24万2000件と、市場予想の22万1000件を上回った。前週は22万5000件(速報値22万4000件)に上方修正。失業保険継続受給者数は前週比1万5000件増の188万6000件と、市場予想の187万6000件を上回った。前週は187万1000件だった。一方、欧州中央銀行(ECB)は12日、政策金利を0.25%引き下げ3.00%とした。利下げは予想通りで、0.25%の引き下げは3会合連続。ラガルト総裁は経済の低迷や地政学的リスクを鑑みて、来年も追加利下げを行うとの可能性を示した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が4.32%台まで上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の拡大が意識されドルが強含んだ。対ユーロはECBによる利下げも意識されドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。この日は金利の上昇やドル高との逆相関関係が強まり、金は売りが広がった。12月13日9時30分現在、ロンドン金は2,680ドル台で推移しています。