国内公表(買取価格1gあたり)
金 14,391円 (+290)
プラチナ 5,054円 (+76)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,608.10ドル (-8.70)
NYプラチナ 933.90ドル (-0.70)

12/19、ニューヨーク市場の金は大幅安で6日続落。始値2,600.60ドル、高値2,640.90ドル、安値2,596.70ドル、終値2,608.10ドル、前日比-45.20(-1.70%)。米商務省経済分析局より発表された米実質国内総生産(GDP)確報値は、前期比年率3.1%増と、改定値2.8%増から上方修正。前四半期は3.0%増だった。個人消費は前期比年率3.7%増と、改定値3.5%増から上方修正。前四半期は2.8%増だった。食品とエネルギーを除く個人消費支出(PCE)コア価格指数は前期比年率2.2%上昇と、改定値2.1%上昇から小幅に上方修正。前四半期は2.8%上昇だった。米労働省雇用統計局より発表された先週(12/08-12/14)の新規失業保険申請件数は、前週比2万2000件減の22万件と、市場予想の23万件を下回った。前週は22万件だった。失業保険継続受給者数は前週比5000件減の187万4000件と、市場予想の188万件を下回った。前週は187万9000件(速報値188万6000件)に下方修正された。全米不動産協会(NAR)より発表された11月の中古住宅販売件数は、前月比4.8%増の415万件と、市場予想の407万件を上回った。前月は396万件だった。一方、日本銀行は19日まで開催した金融政策決定会合で、追加の利上げを見送ることを決定。金融政策を維持するのは3会合連続。米国との金利差が縮まるには時間がかかるとの観測が広がり、円相場は一時1ドル157円台まで下落した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が一時4.59%まで上昇。約7カ月ぶりの高水準となり、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の拡大が意識されドルが強含んだ。対ユーロもドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。また、米国の利下げペースが鈍化するとの見方が金相場を押し下げた。12月20日9時30分現在、ロンドン金は2,590ドル台で推移しています。