- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 14,823円 (+51)
- プラチナ 5,262円 (+34)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,690.80ドル (+18.40)
- NYプラチナ ドル 984.40ドル (+0.70)
1/9、ニューヨーク市場の金は3日続伸。始値2,679.90ドル、高値2,696.80ドル、安値2,673.70ドル、終値2,690.80ドル、前日比+18.40(+0.69%)。この日はジミー・カーター元大統領の国葬で連邦政府機関が休業のため、主要な経済指標の発表はなく、新たな手掛かり材料に乏しかった。2024年12月の米雇用統計を控え様子見ムードが広がるなか、米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事が利下げに言及。「インフレ率は2023年に鈍化したが、24年は停滞した。コアインフレ率は目標である2%をなお上回っている」と述べ、追加利下げに慎重な姿勢を示した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が高止まりし、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では積み重なった持高を傾ける動きでドルが弱含んだ。対ユーロでもドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。一方、英国の財政不安とインフレ懸念から、英10年国債利回りは2008年以来の高水準に達し、英ポンドは売られ、2023年以来の安値を付けた。元イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員のマーティン・ウィール氏はインタビューで、英国債市場の最近の混乱は1970年代の債務危機を彷彿とさせると述べ、市場を安心させるため再び緊縮財政をとらざるを得ないかもしれないと語った。英国の財政見通しに対する不安が金相場を押し上げる面もあった。1月10日9時30分現在、ロンドン金は2,660ドル台で推移しています。