- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 15,273円 (+109)
- プラチナ 5,109円 (-63)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,887.60ドル (+10.90)
- NYプラチナ ドル 1,020.80ドル (-1.50)
2/7、ニューヨーク市場の金は反発。始値2,880.20ドル、高値2,910.60ドル、安値2,876.10ドル、終値2,887.60ドル、前日比+10.90(+0.38%)。米労働省労働統計局(BLS)より発表された1月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比で14万3000人増。市場予想は17万2000人増。前月は30万7000人増(前回発表値25万6000人増)に上方修正された。失業率は4.0%。市場予想は4.1%。前月は4.1%だった。平均時給は前月比で0.5%増。市場予想は0.3%増。前月は0.3%だった。前年同月比では4.1%増。市場予想は3.8%増。前月は3.9%増だった。米ミシガン大学よりされた2月の消費者信頼感指数(速報値)は67.8に低下。市場予想は71.9。前月は71.1だった。1年先のインフレ期待は4.3%と、前月の3.3%から1ポイント上昇し、2023年11月以来の高水準。5-10年先のインフレ期待は3.3%と、前月の3.2%から上昇し、2008年6月以来の高水準となった。景気現況指数は68.7と、前月の74.0から低下し、3カ月ぶりの低水準。消費者期待指数は67.3と、前月の69.3から低下し、2023年11月以来の低水準となった。一方、トランプ米大統領は7日、米国製品に対する関税と同率の関税を課す「相互関税」を来週にも発表すると明らかにした。どの国が影響を受けるか現時点では不明で、詳細については記者会見を開く予定と述べた。米国経済が悪化するとの見方も出て、投資家のリスク回避指数が上昇。米株式市場で主要株価指数が下落し、一部の対主要通貨でドル売りを誘った。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が4.49%台まで上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場での対ユーロはドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。この日の金は安全資産としての需要に押し上げられたものの、トランプ氏の相互関税発言を背景としたドル高に上値を抑えられた模様。