- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 15,167円 (-1)
- プラチナ 4,936円 (-13)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,901.10ドル (+52.60)
- NYプラチナ ドル 971.90ドル (+34.00)
3/3、ニューヨーク市場の金は3日ぶり反発。始値2,872.00ドル、高値2,906.40ドル、安値2,866.30ドル、終値2,901.10ドル、前日比+52.60(+1.85%)。米供給管理協会(ISM)より発表された2月の製造業景気指数は50.3。景気拡大・縮小の境目は50。市場予想は50.5。前月は50.9だった。ただ、仕入れ価格は62.4と、前月の54.9から7.5ポイント上昇し、2022年6月以来の高水準となった。トランプ米政権による関税政策や地政学的リスクが重しとなり、製造業者の間で不安が広がっていることが示唆された。一方、トランプ米大統領は3日、交渉の余地はないとして、カナダとメキシコからの輸入品に対する25%の関税を4日から発動すると明言。また、中国からの輸入品に対する10%の追加関税を課す大統領令に署名した。米国内の景気減速につながるとして、リスク回避の動きで米国債が買われた。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が4.13%台まで低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場でユーロは対ドルで反発。金利差の縮小も意識されドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。週明けの金は安全資産としての魅力が高まり、終値ベースで2,900ドルの大台を回復した。3月4日9時30分現在、ロンドン金は2,890ドル台で推移しています。