国内公表(買取価格1gあたり)
金 15,515円 (+218)
プラチナ 5,107円 (+36)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,991.30ドル (+44.50)
NYプラチナ ドル 1,006.00ドル (+10.20)

3/13、ニューヨーク市場の金は大幅高で3日続伸。始値2,943.30ドル、高値3,001.50ドル、安値2,942.20ドル、終値2,991.30ドル、前日比+44.50(+1.51%)。米労働省労働統計局(BLS)より発表された2月の生産者物価指数(PPI)は、前月比で0.0%と横ばい。市場予想は0.3%上昇。前月は0.6%上昇(前回発表値0.4%上昇)に上方修正された。前年同月比では3.2%上昇と市場予想に一致。前月は3.7%上昇(前回発表値3.5%上昇)に上方修正された。変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は、前月比で0.1%低下。市場予想は0.3%上昇。前月は0.5%上昇(前回発表値0.3%上昇)に上方修正された。前年同月比では3.4%上昇。市場予想は3.5%上昇。前月は3.8%上昇(前回発表値3.6%上昇)に上方修正された。2月の米PPIコア指数は昨年7月以来のマイナスとなった。ただ、米金融当局がインフレ指標として重視する個人消費支出(PCE)価格指数に反映される項目は上昇した。米労働省雇用統計局より発表された先週(03/02-03/08)の新規失業保険申請件数は、前週比2000件減の22万件。市場予想は22万件5000件。前週は22万件2000件(前回発表値22万1000件)に上方修正された。失業保険継続受給者数(1日終了週)は前週比2万7000件減の187万件。市場予想は188万9000件。前週は189万7000件だった。一方、トランプ米大統領は13日、欧州連合(EU)が米国産のウイスキーへの関税を撤廃しなければ、EUから輸入される全てのアルコール製品に対し200%の関税を課すと表明した。貿易摩擦の激化が世界経済を減速させるとの懸念から、投資家のリスク回避姿勢が強まり、米株式市場では主要株価指数が軒並み下落した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が4.27%台まで低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場でユーロは対ドルで2日続落。ロシアのプーチン大統領は米ウクライナ停戦案の即時受け入れに難色を示した。停戦協議の停滞感からドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。リスク回避の動きが強まるなか、金相場は安全資産としての需要で一時3,000ドル超の高値を付けた。終値ベースでは2月25日以来、13日ぶりに過去最高値を更新した。3月14日9時30分現在、ロンドン金は2,980ドル台で推移しています。