- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 15,948円 (+80)
- プラチナ 5,077円 (0)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 3,044.00ドル (+22.60)
- NYプラチナ ドル 977.60ドル (-14.00)
3/24、ニューヨーク市場の金は反発。始値3,054.70ドル、高値3,066.40ドル、安値3,036.00ドル、終値3,044.00ドル、前日比+22.60(+0.75%)。S&Pグローバルより発表された3月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値によると、総合PMIは53.5。市場予想は51.3。前月は51.6だった。製造業PMIは49.8。市場予想は51.8。前月は52.7だった。サービス業PMIは54.3。市場予想は51.0。前月は51.0だった。製造業PMIは3ポイント近く低下し、景気拡大・縮小の境目である50を下回った。サービス業PMIは新規事業の増加や寒気の緩和が寄与し、3カ月ぶりの高水準となった。ただ、トランプ政権の政策に対する懸念から、サービス業の見通しは落ち込んでいるもよう。3月のユーロ圏HCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値によると、総合PMIは50.4。市場予想は50.7。前月は50.2だった。製造業PMIは48.7。市場予想は48.3。前月は47.6だった。サービス業PMIは50.4。市場予想は51.1。前月は50.6だった。製造業の予想以上の改善が寄与し、総合PMIは景気拡大・縮小の境目である50を上回った。また、米国の軍事支援が鈍化するなか、防衛強化やインフラ整備への投資が経済を後押し、持続的な回復に向かうとの期待も高まっている。一方、トランプ米大統領は24日、貿易相手国と同じ水準の関税を課す相互関税について「多くの国に猶予を与えるかもしれない」と指摘。米景気後退に対する懸念が和らぎ、米株式市場では主要株価指数が上昇し、米債券市場では国債が売られ米長期金利が上昇した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が4.33%台に上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場でユーロは対ドルで4日続落。3月のユーロ圏PMIの下振れを背景にドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。世界的な貿易摩擦や地政学的リスクに対する懸念が高まるなか、金相場は安全資産としての需要で底堅く推移。終値ベースでは2日ぶりに過去最高値を更新した。3月25日9時30分現在、ロンドン金は3,010ドル台で推移しています。