国内公表(買取価格1gあたり)
金 16,618円 (-97)
プラチナ 4,806円 (-14)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 3,328.40ドル (-18.00)
NYプラチナ ドル 977.00ドル (-3.10)

4/17、ニューヨーク市場の金は小幅安で3日ぶり反落。始値3,357.50ドル、高値3,371.90ドル、安値3,296.40ドル、終値3,328.40ドル、前日比-18.00(+0.54%)。米商務省センサス局より発表された3月の住宅着工件数は、前月比11.4%減の132万4000件。市場予想は141万件。前月は149万4000件(前回発表値150万1000件)に下方修正された。住宅建築許可件数は、前月比1.6%増の148万2000件。市場予想は145万件。前月は145万9000件だった。米労働省雇用統計局より発表された先週(04/06-04/12)の新規失業保険申請件数は、前週比9000件減の21万5000件。市場予想は22万6000件。前週は22万4000件(前回発表値22万3000件)に上方修正された。5日終了週の失業保険継続受給者数は、前週比4万1000件増の188万5000件。市場予想は187万2000件。前週は184万4000件(前回発表値185万件)に下方修正された。フィラデルフィア連銀景況指数はマイナス26.4。市場予想は6.7。前月は12.5だった。一方、トランプ米大統領は17日、SNSで米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を酷評。「欧州中央銀行(ECB)は7度目の利下げを予定しているが、議長の対応はいつものように遅すぎた上に間違っている。議長が昨日発表した報告書は、またしても典型的な出鱈目だった。原油価格は下落し、食料品(卵さえも)は値下がりし、アメリカは関税で潤っている。議長はECBのようにずっと前に金利を引き下げるべきだったが、今すぐにでも引き下げるべきだ。パウエル議長の解任は一刻も早くしてほしい」と投稿した。トランプ氏は早期の利下げを望んでいて、以前からパウエル議長の解任を仄めかしていた。しかし、パウエル議長は2026年5月の任期満了まで辞任する計画はないと明言している。ニューヨーク・債券市場では米国債が売られ米長期金利が4.33%台まで上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場でユーロは対ドルで小幅安で反落。ECBによる0.25%の利下げを背景にドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金相場は米中貿易摩擦の激化を巡る懸念で、安全資産としての需要で底堅く推移した。