国内公表（買取価格1gあたり）
金　１６，６９１円　（－１８３）
プラチナ　４，８９２円　（－９）
ＮＹ市場（終値ドル/トロイオンス）
ＮＹ金　３，２９８．４０ドル （－５０．２０）
ＮＹプラチナ　ドル ９７２．９０ドル （－７．４０）

４／２５、ニューヨーク市場の金は反落。始値３，３６２．００ドル、高値３，３８４．１０ドル、安値３，２７４．８０ドル、終値３，２９８．４０ドル、前日比－５０．２０（－１．５０％）。米ミシガン大学より発表された４月の消費者信頼感指数（確報値）は５２．２（速報値５０．８）と、前月の５７．０から低下。市場予想は５０．８だった。現況指数は５９．８（速報値５６．５）と、前月の６３．８から低下。期待指数は４７．３（速報値４７．２）と、前月の５２．６から低下した。１年先のインフレ期待は６．５％（速報値の６．７％）と、前月の５．０％から上昇。５－１０年先のインフレ期待は４．４％（速報値４．４０％）と、前月の４．１％から上昇した。トランプ米政権の関税政策を巡る不確実性を背景に、消費者マインドは４カ月連続で低下し、４月は記録的な低水準まで落ち込んだ。くわえて、１年先のインフレ期待は１９８１年以来の高水準となった。ミシガン大学の消費者調査ディレクター、ジョアン・シュー氏は「関税措置でインフレが再燃する可能性もある」と説明。さらに「労働市場の見通しは依然として不調だ」とし、「景気の先行きに対しさらに懸念されるのは、消費者が今後１年で所得が伸び悩むと予想していることだ」と指摘した。一方、上海に拠点を置く複数の半導体企業の話として、中国政府が米国製の一部輸入品に対する１２５％の関税を取り下げたと伝わった。米中貿易摩擦の緩和期待が強まり、対主要通貨でドルを買い戻す動きが広がった。ニューヨーク・債券市場では米国債が買われ米長期金利が４．２５％台まで低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場でユーロは対ドルで反落。ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は米中の関税交渉を巡る不透明感を背景に底堅く推移した。