- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 8,880円 (+122)
- プラチナ 4,524円 (+41)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 1,867.20ドル (+32.60)
- NYプラチナ 962.20ドル (+12.90)
3/10、ニューヨーク市場の金相場は大幅続伸。始値1,835.10ドル、高値1,874.30、安値1,830.00ドル、終値1,867.20ドル、前日比+32.60(+1.78%)。米労働省より2月の雇用統計が発表。非農業部門雇用者数は前月比で31万1000人増となり、市場予想の22万5000人を大きく上回った。ただ、失業率は3.6%と前月3.4%より悪化し、市場予想と一致。平均時給は前月比で0.2%増となり、市場予想の0.4%を下回った。労働市場の軟化が示されたことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げ観測が後退。債券市場で米長期金利が大幅に低下し、利息が付かない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差縮小への意識から対主要通貨でドル売りが進み、ドル建てで売買される金は割安感から買い優勢となった。また、米銀行のシリコンバレーバンクが経営破綻したとの報を受けて、金は安全資産としての需要が高まった。