- 国内公表(買取価格1gあたり)※12/11追記
- 金 10,251円 (+2)
- プラチナ 4,666円 (+114)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,014.50ドル (-31.90)
- NYプラチナ 919.80ドル (+7.80)
12/8、ニューヨーク市場の金は2日続落。始値2,045.70ドル、高値2,050.40ドル、安値2,010.60ドル、終値2,014.50ドル、前日比-31.90(-1.56%)。米労働省より11月の非農業部門雇用者数が発表。前月比で19万9000人増となり、市場予想の中央値である18万6000人増を上回った。前回は15万人増のまま修正はなかった。失業率は3.7%に低下し、市場予想の3.9%を下回った。前回は3.9%のまま修正はなかった。平均時給は前月比で0.4%増と今年の高水準(0.4%-0.5%)に並び、市場予想の0.3%増を上回った。前回は0.2%増のまま修正はなかった。前年比では4.0%増となり、市場予想と一致した。前回は4.0%増(速報値4.1%増)に下方修正された。11月の米雇用統計は力強い内容となり、米労働市場の底堅さが改めて示された。市場関係者の間では、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げをするとの期待が後退し、金融引き締めが長期にわたるとの見方が強まった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の縮小が意識され、対主要通貨でドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。一方、同日に12月の米ミシガン大学消費者信頼感指数が発表。69.4と前回から8.1ポイント上昇し、市場予想の中央値である61.8を大幅に上回った。1年先のインフレ期待は3.1%と前回(4.5%)から低下。1.4%の低下幅は約22年ぶりの大きさとなる。5-10年先のインフレ期待も2.8%と前回(3.2%)から低下し、9月以来の低水準となった。これを受けてFRBによる利上げ観測が後退。主要通貨が買われる場面もみられ、方向感に欠ける展開となった。