- 国内公表(買取価格1gあたり)※12/25追記
- 金 10,287円 (+55)
- プラチナ 4,822円 (+45)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,069.10ドル (+17.80)
- NYプラチナ 993.70ドル (+14.70)
12/22、ニューヨーク市場の金は2日続伸。始値2,061.20ドル、高値2,083.00ドル、安値2,058.20ドル、終値2,069.10ドル、前日比+17.80(+0.87%)。クリスマスの祝日を含む3連休を控えるなか、米商務省より11月のPCEデフレータが発表。PCE総合価格指数は、前月比で0.1%低下と2020年4月以来のマイナスとなり、市場予想の0.0%を下回った。前回は横ばいだった。前年比では2.6%上昇となり、市場予想の2.8%上昇を下回った。前回は2.9%上昇(速報値3.0%上昇)に下方修正された。変動の大きい食品とエネルギーを除くPCEコア価格指数は、前月比で0.1%上昇となり、市場予想の0.2%上昇を下回った。前回は0.1%上昇(速報値0.2%上昇)に下方修正された。前年比では3.2%上昇となり、市場予想の3.3%上昇を下回った。前回は3.4%上昇(速報値3.5%上昇)に下方修正された。米国経済の3分の2以上を占める個人支出は、前月比で0.2%増となり、市場予想の0.3%増を下回った。前回は0.1%増(速報値0.2%増)に下方修正された。個人所得は前月比で0.4%増となり、市場予想と一致した。前回は0.3%増(速報値0.2%増)に上方修正された。PCE総合価格指数は2ヶ月連続で3%を割り、米連邦準備制度理事会(FRB)が最も重視するPCEコア価格指数は市場予想を下回った。FRBが早期に利下げをするとの見方が強まり、ドルが売られる要因となった。ただ、同日に発表された11月の米耐久材受注は5.4%増となり、市場予想の2.3%増を上回った。また、12月の米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)は69.7(速報値69.4)に上方修正された。米国経済の底堅さも意識され、ドルが買われる場面も見られた。外国為替市場での対ユーロはドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。FRBによる早期の利下げ期待も好感され、金買いを後押しした。一方、11月の米新築住宅販売件数は、前月比12.2%減の59万件となり、市場予想の68万9000件を下回った。前回は67万2000件(速報値67万9000件)に下方修正された。予想外に減少し約1年ぶりの低水準となったものの、中古住宅の供給不足を鑑みて一時的との声も聞かれた。