国内公表(買取価格1gあたり)
金 10,324円 (+14)
プラチナ 4,701円 (-82)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,033.00ドル (-0.50)
NYプラチナ 943.50ドル (-15.90)

1/9、ニューヨーク市場の金は3日続落。始値2,034.50ドル、高値2,048.60ドル、安値2,031.90ドル、終値2,033.00ドル、前日比-0.50(-0.02%)。主要な経済指標の発表を前に様子見ムードが漂う中、この日も新たな手掛かり材料に乏しく、持ち高調整や利益確定を目的とした動きが中心となった。ニューヨーク・債権市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の拡大が意識された。対主要通貨でドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事が講演で金融政策に言及。「インフレが2%の目標に向けて鈍化していれば、利下げ開始へのプロセスが適切になる」との認識を示したものの、「まだその水準ではない」と指摘。また、インフレ上振れへの警戒は解いていないとし、追加利上げの可能性を示唆した。また、先週発表された米雇用統計は市場予想を上回り、予想外に伸びが加速した。労働市場は依然として強すぎることが示され、FRBが早期(3月)に利下げをするとの見方がやや後退。米金利高に伴いドル高基調が再燃していて、金相場を再び圧迫している模様。1月10日9時30分現在、ロンドン金は2,030ドル台で推移しています。