- 国内公表(買取価格1gあたり)※1/22追記
- 金 10,558円 (+28)
- プラチナ 4,660円 (-36)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,048.60ドル (+27.00)
- NYプラチナ 907.00ドル (-5.00)
1/19、ニューヨーク市場の金は2日続伸。始値2,046.30ドル、高値2,061.20ドル、安値2,041.70ドル、終値2,048.60ドル、前日比+27.00(+1.34%)。イギリス国家統計局より23年12月の小売売上高が発表。前月比で3.2%減と市場予想の0.4%減を下回った。前回は1.4%増(速報値1.3%増)に上方修正された。前年比では2.4%減と市場予想の1.0%増を下回った。前回は0.2%増(0.1%増)に上方修正された。2021年12月以来の下げ幅となり、景気後退への懸念が高まった。同日に米商務省より23年12月の中古住宅販売件数が発表。前月比で1.0%減の378万件となり、市場予想の384万件を下回った。前回は382万件だった。予想に反し減少したものの、住宅ローン金利の大幅な低下により、向こう数カ月は在庫不足が解消されるとの声も聞かれた。1月の米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は、78.8と市場予想の70.0を上回った。前回は69.7だった。1年先のインフレ期待は2.9%と前回の3.1%から低下。5年先のインフレ期待も2.8%と前回の2.9%から低下した。消費者マインドは2カ月連続で改善し、ソフトランディングへの期待も反映された。一方、シカゴ連銀のグールズビー総裁は19日、CNBCのインタビューに応じ、「インフレ率が目標の2%に持続的に低下しているという確信が必要」とし、「見極めるには数週間分のデータが必要」と述べた。早期の利下げ予想にけん制したと受け止められ、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げが遠のくとの見方が強まった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が一時4.19%まで上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の拡大が意識されドルが強含んだ。ただ、米長期金利の低下に伴い次第にドルが弱含み、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。