- 国内公表(買取価格1gあたり)※2/26追記
- 金 10,752円 (+39)
- プラチナ 4,711円 (+64)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,049.40ドル (+18.70)
- NYプラチナ 909.60ドル (+4.10)
2/23、ニューヨーク市場の金は3日ぶり反発。始値2,034.10ドル、高値2,053.20、安値2,025.40ドル、終値2,049.40ドル、前日比+18.70(+0.92%)。米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は23日、ミネアポリスの講演で金融政策に言及。最近の力強い経済指標を鑑みて「インフレの鈍化が停滞したか確認しなければならない」とし、「利下げを急ぐ必要性はない」と述べた。また、「インフレの持続的な鈍化を見極めるには、2-3カ月の追加データが必要だ」とし、「利下げを数カ月遅らせても、しばらくは実体経済に大きな影響はない」との考えを示した。さらに「早期の金融緩和はこれまでの進展を止める可能性がある」と指摘した。一方、複数の欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーが金融政策に言及。ホルツマン・オーストリア中銀総裁は、「ECBが米金融当局より先に利下げをする可能性は低い」と認識。ナーゲル・ドイツ連邦銀行総裁は、「早期利下げの誘惑に乗ってはならない」と警告。シムカス・リトアニア中銀総裁は、「3月の利下げは論外、4月の可能性も低い、夏ごろに緩和的なスタンスに移行できる」と語った。ECBラガルト総裁は、「第4四半期の賃金データは明らかに勇気づけられる内容だった」とし、「第1四半期の賃金データはECBにとって特に重要になる」と指摘した。同日に発表された第4四半期のドイツ実質GDP(確報値)は、前期比-0.3%と市場予想と一致。第3四半期は-0.1%だった。前年比では-0.2%と市場予想と一致。第3四半期は-0.4%だった。その後発表された2月のドイツIfo景況感指数は、85.5と市場予想の85.8を下回った。前回の85.2から若干の改善だった為、ドイツ経済の懸念払拭には至らなかった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が4.25%台まで低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場ではFRBによる利下げが遅れるとの見方を背景にドルが強含んだ。対ユーロでも利益確定のドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。