- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 10,760円 (+8)
- プラチナ 4,625円 (-86)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,038.90ドル (-10.50)
- NYプラチナ 881.10ドル (-28.50)
2/26、ニューヨーク市場の金は4日ぶり反落。始値2,044.20ドル、高値2,046.80、安値2,034.10ドル、終値2,038.90ドル、前日比-10.50(-0.51%)。今週は月末を前にポジション調整の動き広がり、米金融当局者の発言が相次ぐ予定。また、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重視する個人消費支出(PCEデフレータ)が29日に発表される。一方、FRB高官らは利下げに内向きな姿勢を示し、市場で台頭していた早期の利下げ観測にけん制。足元ではインフレの根強さを示す経済指標が散見しており、FRBによる利下げが遅くなるとの見方が優勢となっていて、米国債は売り基調となっている。そんな中、米商務省センサス局より発表された1月の新築住宅販売件数は、前月比1.5%増の66万1000戸と市場予想の68万5000戸を下回った。前回は65万1000戸(速報値66万4000戸)に下方修正された。弱い内容だったものの、市場への影響は限定的だった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が一時4.30%台まで上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の拡大が意識されドルが強含んだ。ただ、対ユーロでは逆相関を無視したドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。また、先週は欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーらが利下げに内向きな姿勢を示した。早期利下げ観測の後退がユーロ・ドルを支えたとの声もみられた。2月27日9時30分現在、ロンドン金は2,030ドル台で推移しています。