国内公表(買取価格1gあたり)
金 12,869円 (+223)
プラチナ 5,326円 (+52)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,340.30ドル (+18.00)
NYプラチナ 990.80ドル (+6.20)

5/9、ニューヨーク市場の金は3日ぶり反発。始値2,316.50ドル、高値2,354.20ドル、安値2,312.90ドル、終値2,340.30ドル、前日比+18.00(+0.78%)。イングランド銀行(英中央銀行)は6会合連続となる政策金利の据え置きを決定。ベイリー総裁は「状況は正しい方向に進んでいると楽観視している」との認識を示した。また、利下げを支持する委員会のメンバーが2人に増え、金融政策の緩和に一歩近づいた。一方、米商務省労働統計局より先週(04/28-05/04)の新規失業保険申請件数が発表。前週比2万2000件増の23万1000件となり、市場予想の21万2000件を上回った。前回は20万9000件(速報値20万8000件)に上方修正された。失業保険継続受給者数は、前週比1万7000件増の178万5000件。前回は176万8000件(速報値177万4000件)に下方修正された。労働市場の過熱感が和らぎ、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げをするとの見方が強まった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差の縮小が意識されドルが弱含んだ。対ユーロでもドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。ただ、金利差は当面開いた状態が続くとの見方は根強く、対ドル相場の上げ幅は限定的だった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要、ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移した。5月10日9時30分現在、ロンドン金は2,340ドル台で推移しています。