国内公表(買取価格1gあたり)
金 13,281円 (+253)
プラチナ 5,877円 (+131)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,417.40ドル (+31.90)
NYプラチナ 1,090.00ドル (+18.70)

5/17、ニューヨーク市場の金は反発。始値2,381.40ドル、高値2,427.40ドル、安値2,377.80ドル、終値2,417.40ドル、前日比+31.90(+1.34%)。米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言が警戒される中、米コンファレンス・ボードより4月の景気先行指数が発表。前月比で0.6%低下となり、市場予想の0.2%低下を下回った。前回は0.3%低下だった。2023年後半以来の低水準となり、米景気の先行きに対する警戒が強まった。一方、今週発表された4月の米消費者物価指数(CPI)は予想を下回り、6カ月ぶりに鈍化。米利下げ観測が強まったことや、好調な企業業績を背景に、米株式市場では主要株価指数が上昇した。その後、FRBボウマン理事は講演で「政策金利を現行水準に維持することで、物価上昇圧力は抑制されるだろう」と指摘。「インフレ率が高止まり、または再燃した場合、追加利上げの用意がある」との見解を示した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が4.4%台まで上昇し、利息や配当を生まない資産である重荷となった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重荷となっている。この日は金利差の拡大が意識されドルが強含んだ。対ユーロでは逆相関を無視してドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金は年内の米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移。終値ベースで2,417.40ドルとなり、4月22日ぶりの最高値を更新した。