- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 12,821円 (+32)
- プラチナ 5,261円 (-70)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,326.60ドル (-0.40)
- NYプラチナ 958.90ドル (-17.80)
6/11、ニューヨーク市場の金は小反落。始値2,329.50ドル、高値2,337.30ドル、安値2,314.50ドル、終値2,326.60ドル、前日比-0.40(-0.02%)。この日は主要な経済指標の発表はなく、新たな手掛かり材料に乏しかった。翌日には5月の米消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表、米連邦準備制度理事会(FRB)パウエル議長の記者会見を控えていて、内容を見極めたいとの思惑から値動きの少ない展開となった。ニューヨーク・債券市場では、米財務省が実施した10年債入札が堅調だったことで、米国債に買いが入り米長期金利が低下。利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重荷となっている。この日は金利差の縮小が意識されドルが弱含んだ。一方、フランスのマクロン大統領は9日、欧州議会選での大敗を受けて、議会下院を解散し総選挙を実施すると発表。対ユーロでは欧州政治の先行き不透明感が懸念されドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移した。6月12日9時30分現在、ロンドン金は2,310ドル台で推移しています。