国内公表(買取価格1gあたり)
金 13,221円 (+257)
プラチナ 5,449円 (+37)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,369.00ドル (+22.10)
NYプラチナ 996.70ドル (+6.60)

6/20、ニューヨーク市場の金は2日続伸。始値2,344.20ドル、高値2,379.50ドル、安値2,338.50ドル、終値2,369.00ドル、前日比+22.10(+0.94%)。米フィラデルフィア連銀より6月の景況感指数が発表。結果は1.3となり、市場予想の4.5を下回った。前回は4.5だった。米労働省雇用統計局より先週(06/09-06/15)の新規失業保険申請件数が発表。前週比5000件減の23万8000件となり、市場予想の23万6000件を上回った。前回は24万3000件(速報値24万2000件)に上方修正された。失業保険継続受給者数は前週比1万5000件増の182万8000件。前回は181万3000件(速報値182万件)に下方修正された。米商務省センサス局より5月の住宅着工件数が発表。前月比5.5%減の127万7000件となり、市場予想の138万件を下回った。前回は135万2000件(速報値136万件)に下方修正された。5月の住宅建築許可件数は、前月比3.8%減の138万6000件となり、市場予想の146万5000件を下回った。前回は144万件だった。一方、複数の米連邦準備制度理事会(FRB)高官が利下げに言及。多くの高官がインフレ鈍化へのさらなる証拠を求める中、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は会合で「インフレ率を2%に戻すには1、2年かかるだろう」と述べた。欧州ではイングランド銀行(英中央銀行)が政策金利の据え置きを決定。ベイリー総裁は声明で、インフレ率が2%に低下したことを「朗報」としたものの、インフレが低水準にとどまると確認する必要があり、利下げは時期尚早と説明した。また、一部の金融政策委員にとって、利下げ見送りは「微妙なバランス」だったという。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重しとなっている。この日は金利差の拡大が意識されドルが強含んだ。対ユーロではスイス国立銀行(中央銀行)の利下げを受けてドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移した。6月21日9時30分現在、ロンドン金は2,360ドル台で推移しています。