- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 13,062円 (-159)
- プラチナ 5,539円 (+90)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,331.20ドル (-37.80)
- NYプラチナ 1,008.10ドル (+11.40)
6/21、ニューヨーク市場の金は3日ぶり反落。始値2,373.80ドル、高値2,382.60ドル、安値2,329.20ドル、終値2,331.20ドル、前日比-37.80(-1.60%)。6月のユーロ圏製造業PMI速報値は45.6となり、市場予想の47.9を下回った。前回は47.3だった。ユーロ圏サービス業PMI速報値は52.6となり、市場予想の53.6を下回った。前回は53.2だった。米S&Pグローバルより発表されたユーロ圏HCOB総合購買担当者景気指数(PMI)は50.8となり、前月の52.2から大幅に低下した。市場予想の52.5を大きく下回ったものの、景気拡大・縮小の境目である50を4カ月連続で上回った。ドイツに次ぐ経済規模のフランスは政局を巡る不透明感で失速していて、ユーロ圏経済の堅調な回復は打ち砕かれた。全米不動産協会より5月の中古住宅販売件数が発表。前月比0.7%減の411万件となり、市場予想の408万件を上回った。前回は414万件だった。米コンファレンス・ボードより5月の景気先行指数が発表。結果は0.5%低下となり、市場予想の0.3%低下を下回った。前回は0.6%低下だった。6月の米製造業PMI速報値は51.7となり、市場予想の51.0を上回った。前回は51.3だった。米サービス業PMI速報値は55.1となり、市場予想の53.4を上回った。前回は54.8だった。米S&Pグローバルより発表された米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は54.6となり、市場予想の53.5を上回った。前回は54.5だった。6月の米サービス業PMIは2022年4月以来の高水準。S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフ・ビジネス・エコノミストのクリス・ウィリアムソン氏は「需要の高まりによる活動の上向きは広範囲に及んでいる」とし、「サービス業がけん引しているが、製造業の継続的な回復に支えられている」と指摘した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重しとなっている。この日は金利差の拡大が意識されドルが強含んだ。対ユーロでもドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移した。