- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 13,475円 (+53)
- プラチナ 5,614円 (+48)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,379.70ドル (+11.80)
- NYプラチナ 1,006.70ドル (+7.70)
7/10、ニューヨーク市場の金は3日ぶり反発。始値2,371.00ドル、高値2,393.40ドル、安値2,369.70ドル、終値2,379.70ドル、前日比+11.80(+0.50%)。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は10日、下院金融委員会の公聴会で議会証言に臨んだ。インフレの進捗について「ある程度の自信がある」としたものの、「やるべき仕事はまだ残っている」との認識を示した。ただ、最近のインフレデータは良好であると指摘。2%の目標に向けて持続的に低下しているという確信は得るには「さらなる良いデータが必要」とし、前日の上院銀行委員会での証言内容を繰り返した。バランスシート規模縮小について「かなりの進展を遂げたが、道のりはまだ長いと感じている」と説明。FRBはこれまで保有資産を約1兆7000億ドル(約2700兆円)削減していて、保有資産の放出は続いており、慎重に縮小を休止していくと述べた。一方、米国の利下げが早期(9月)になるとの見方から、米株式市場では半導体関連を中心とした主要株価指数が連日で最高値を更新。日経平均も終値ベースで4万1500円超と史上最高値を更新した。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低水準で推移し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重しとなっている。この日は米国の株高が意識されドルが強含んだ。対ユーロではドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移した。7月11日9時30分現在、ロンドン金は2,370ドル台で推移しています。