国内公表(買取価格1gあたり)
金 13,462円 (休場)
プラチナ 5,566円 (休場)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,420.70ドル (-1.20)
NYプラチナ 1,013.30ドル (-1.10)

7/12、ニューヨーク市場の金は小反落。始値2,421.00ドル、高値2,423.20ドル、安値2,396.10ドル、終値2,420.70ドル、前日比-1.20(-0.05%)。米労働省労働統計局(BLS)より6月の生産者物価指数(PPI)が発表。前月比で0.2%上昇となり、市場予想の0.1%上昇を上回った。前回は0.0%(速報値0.2%低下)に上方修正された。前年同月比では2.6%上昇となり、市場予想の2.3%上昇を上回った。前回は2.4%上昇(速報値2.2%上昇)に上方修正された。変動の大きい食品とエネルギーを除くコア生産者物価指数は、前月比で0.4%上昇となり、市場予想の0.2%上昇を上回った。前回は0.3%上昇(速報値0.0%)に上方修正された。前年同月比では3.0%上昇となり、市場予想の2.5%上昇を上回った。前回は2.6%上昇(速報値2.3%上昇)に上方修正された。6月の米PPIは予想をわずかに上回ったものの、9月の利下げ観測を後退させる内容ではないと受け止められた。エコノミストは5月の個人消費支出(PCE)は下方修正される可能性があると指摘した。米ミシガン大学より7月の消費者信頼感指数(速報値)が発表。結果は66.0ポイントとなり、市場予想の68.1ポイントを下回った。前回は68.2ポイントだった。1年先のインフレ期待は2.9%と、前月の3.0%から低下。5-10年先のインフレ期待は2.9%と、前月の3.0%から低下した。消費者マインドは根強いインフレ圧力で予想外に低下。消費者調査ディレクターのジョアン・シュー氏は「ほとんどの消費者はインフレは次第に緩和していくと見込んでいるものの、物価の高止まりで引き続き家計が圧迫されている」と述べた。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差は当面開いた状態が続くとの見方が根強く、対ドル主要通貨の重しとなっている。対ユーロではドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先としての需要。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移した。