国内公表(買取価格1gあたり)
金 12,858円 (-53)
プラチナ 5,096円 (-21)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,473.00ドル (+21.10)
NYプラチナ 986.40ドル (+15.40)

7/31、ニューヨーク市場の金は大幅続伸。始値2,455.60ドル、高値2,496.60ドル、安値2,449.20ドル、終値2,473.00ドル、前日比+21.10(+0.86%)。米オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)より発表された7月の雇用統計=前月比で12万2000人と、市場予想の16.8万人を下回った。前回は15万人だった。シカゴ購買部協会より発表された7月の景気指数=45.3ポイントと、市場予想の44.0ポイントを上回った。前回は47.4ポイントだった。全米不動産協会(NAR)より発表された6月の中古住宅販売成約指数=前月比で4.8%上昇と、市場予想の1.5%上昇を上回った。前回は1.9%低下(速報値2.1%低下)に修正された。前年同月比では7.8%低下と、市場予想の7.4%低下を下回った。前回は6.5%低下(速報値6.6%低下)に修正された。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)は7月30-31日にかけて開催した定例会合で、8会合連続となる政策金利の据え置きを決定。フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は5.25-5.50%を維持し、据え置きは全会一致だった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は会合後の記者会見で「早ければ次回9月の会合で政策金利の引き下げを実施する可能性がある」と述べた。国内では日銀が金融政策決定会合で、政策金利を0.25%程度まで引き上げることを決定。追加利上げの報道が伝わると円相場は急速な円高が進み、一時1ドル149円台まで値上がりした。植田総裁は記者会見で「物価の上振れには注意する必要があり、今回、政策金利を引き上げることが適当と判断した。今後も引き続き、政策金利の度合いを調整していく」と語った。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が4.03%台まで低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差の縮小が進むとの見方でドルが弱含んだ。対ユーロでもドル売り優勢となり、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先。ウクライナや中東情勢を巡る安全資産としての需要で底堅く推移。この日は終値ベースで2,473.00ドルと、7月17日以来の過去最高値を更新した。8月1日9時30分現在、ロンドン金は2,440ドル台で推移しています。