国内公表(買取価格1gあたり)
金 12,566円 (休場)
プラチナ 4,825円 (休場)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,473.40ドル (+10.10)
NYプラチナ 929.90ドル (-10.00)

8/9、ニューヨーク市場の金は3日続伸。始値2,467.30ドル、高値2,476.50ドル、安値2,456.10ドル、終値2,473.40ドル、前日比+10.10(+0.41%)。この日は主要な経済指標の発表はなく、新たな手掛かり材料に乏しい。来週は13日に7月の生産者物価指数(PPI)、14日に7月の米消費者物価指数(CPI)、16日に8月の米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)など注目度の高い指標の発表が相次ぐ。一方、米ボストン連銀のコリンズ総裁はプロビデンス・ジャーナル紙とのインタビューで「インフレデータが引き続き予想通りに進んだ場合、利下げが近いうちに適切になるだろう」とし、「労働市場は健全さを維持し、インフレ率は目標の2%に向かい緩やかに低下する」との見解を示した。7月の雇用統計で失業率が約3年ぶりの高水準となったものの、それ以外は健全との見方もある。エコノミストらは9月の会合を待たずに緊急利下げをする可能性は非常に低いと予想。金融当局者らも必要性を否定している。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が低下し、利息や配当を生まない資産である金の強みとなった。外国為替市場では金利差の縮小が進んだものの、週末要因による持ち高調整でドルの買い入れもみられた。対ユーロではドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの分散先。中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移した。