国内公表(買取価格1gあたり)
金 12,877円 (+192)
プラチナ 4,952円 (+200)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,492.40ドル (+12.70)
NYプラチナ 965.10ドル (+35.50)

8/15、ニューヨーク市場の金は反発。始値2,486.20ドル、高値2,508.00ドル、安値2,469.20ドル、終値2,492.40ドル、前日比+12.70(+0.51%)。米商務省センサス局より発表された7月の小売売上高=前月比で1.0%増と市場予想の0.4%増を上回った。前回は0.2%減(速報値0.0%)に下方修正された。自動車を除くコア小売売上高は前月比で0.4%増と、市場予想の0.1%増を上回った。前回は0.5%増(速報値0.4%増)に上方修正された。個人消費の底堅さが示され、景気後退懸念が和らいだ。米労働省労働統計局より発表された先週(08/04-08/10)の新規失業保険申請件数=前週比7000件減の22万7000件と、市場予想の23万7000件を下回った。前回は23万4000件(速報値23万3000件)に上方修正された。失業保険継続受給者数は前週比7000件減の186万4000件と、市場予想の187万2000件を下回った。前回は187万1000件(速報値187万5000件)に下方修正された。新規失業保険申請件数は2週連続で減少し、7月以来の低水準となった。米連邦準備制度理事会(FRB)より発表された7月の鉱工業生産指数=前月比で0.6%低下と、市場予想の0.3%低下を下回った。前回は0.3%上昇(速報値0.6%上昇)に下方修正された。設備稼働率は77.8%と、市場予想の78.6%を下回った。前回は78.4%(速報値78.8%)に下方修正された。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の拡大が進んだことや、大幅な利下げ期待が一段と後退しドルが強含んだ。対ユーロもドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金は米利下げ見通しを背景としたリスクの逃避先。ウクライナや中東情勢の懸念を巡る安全資産としての需要で底堅く推移した。8月16日9時30分現在、ロンドン金は2,450ドル台で推移しています。