国内公表(買取価格1gあたり)
金 14,772円 (+69)
プラチナ 5,228円 (+16)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,672.40ドル (+7.00)
NYプラチナ ドル 983.70ドル (+7.00)

1/8、ニューヨーク市場の金は2日続伸。始値2,662.90ドル、高値2,687.00ドル、安値2,658.40ドル、終値2,672.40ドル、前日比+7.00(+0.26%)。米民間給与計算代行大手オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)より発表された12月の雇用者数は12万2000人と、市場予想の13万5000人を下回った。前月の14万6000人から伸びが鈍化し、8月以来の低水準。労働市場の緩和が示唆された。米労働省雇用統計局より発表された先週(12/29-01/04)の新規失業保険申請件数は前週比1万件減の20万1000件と、市場予想の21万4000件を下回った。前週は21万1000件だった。失業保険継続受給者数は前週比3万3000件増の186万7000件と、市場予想の186万2000件をわずかに上回った。前週は183万4000件(速報値184万4000件)に下方修正された。新規失業保険申請件数は11カ月ぶりの低水準となったほか、9日にジミー・カーター元大統領の国葬で政府機関が休業となるため、1日早い公表となった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が一時4.73%台まで上昇。2024年4月以来の高水準となり、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の拡大が意識されドルが強含んだ。対ユーロでもドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。一方、8日に公表された昨年12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、多くの参加者が利下げに慎重な姿勢を示していた。利下げペースが緩やかになるとの見方が強まったものの、米雇用統計の下振れが金相場を押し上げた。1月9日9時30分現在、ロンドン金は2,660ドル台で推移しています。