国内公表(買取価格1gあたり)
金 15,233円 (+100)
プラチナ 5,224円 (+66)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 2,835.00ドル (-10.20)
NYプラチナ ドル 1,043.70ドル (+16.70)

1/31、ニューヨーク市場の金は反落。始値2,851.90ドル、高値2,862.90ドル、安値2,826.00ドル、終値2,835.00ドル、前日比-10.20(-0.36%)。米商務省経済分析局より発表された2024年12月の個人消費支出(PCE)総合価格指数は前月比で0.3%上昇と市場予想に一致。前月は0.1%上昇だった。前年同月比では2.6%上昇。市場予想は2.5%上昇。前月は2.4%上昇だった。食品とエネルギーを除くPCEコア価格指数は前月比で0.2%上昇と市場予想に一致。前月は0.1%上昇だった。前年同月比では2.8%上昇と市場予想に一致。前月は2.8%上昇だった。昨年12月の個人所得は0.4%増と市場予想に一致。前月は0.3%上昇だった。個人支出は0.7%増。市場予想は0.5%増。前月は0.6%増(前回発表値0.4%増)に上方修正された。昨年12月のPCEコア価格指数は低い伸びにとどまり、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加の利下げ観測を後押しした。米労働省労働統計局(BLS)より発表された第4四半期(2024年10-12月)の雇用コスト指数は前期比で0.9%上昇と市場予想に一致。前四半期は0.8%上昇だった。前年同月比では3.8%上昇。2021年以来の低い伸びとなり、労働需要の減速が示唆された。一方、ホワイトハウスのレビット報道官は31日の記者会見で関税の先送りを否定。トランプ米大統領の方針通りカナダとメキシコに25%の関税と、中国に10%の追加関税を2月1日から実行すると明らかにした。米国内のインフレ再燃で米長期金利が上昇するとの見方が改めて強まった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場ではトランプ米大統領による関税強化を背景にドルが強含んだ。対ユーロでもドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。この日は弱材料に加え、米長期金利の先高観が金相場を押し下げた模様。