- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 15,132円 (-116)
- プラチナ 4,912円 (-63)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 2,895.90ドル (-34.70)
- NYプラチナ ドル 957.70ドル (-18.90)
2/27、ニューヨーク市場の金は反落。始値2,931.40ドル、高値2,935.80ドル、安値2,879.00ドル、終値2,895.90ドル、前日比-34.70(-1.18%)。米商務省経済分析局より発表された第4四半期(2024年10-12月)の実質国内総生産(GDP)改定値は、前期比年率2.3%増と速報値から横ばい。市場予想も2.3%増。個人消費は前期比年率4.2%増と速報値から横ばい。市場予想も4.2%増。食品とエネルギーを除く個人消費支出(PCE)コア価格指数は前期比年率2.7%上昇と、速報値から0.2%上昇。市場予想は2.5%上昇だった。米労働省雇用統計局より発表された先週(02/16-02/22)の新規失業保険申請件数は、前週比2万2000件増の24万2000件。市場予想は22万件。前週は22万件(前回発表値21万9000件)に上方修正された。15日終了週の失業保険継続受給者数は前週比5000件減の186万2000件。市場予想は187万1000件。前週は186万7000件(前回発表値186万9000件)に下方修正された。全米不動産協会(NAR)より発表された1月の中古住宅販売成約指数は、前月比で4.6%低下。市場予想は1.0%低下。前月は4.1%低下(前回発表値5.5%低下)に改定された。前年同月比では5.2%低下。市場予想は1.4%低下。前月は3.1%低下(前回発表値2.9%低下)に改定された。一方、トランプ米大統領は27日、カナダ・メキシコへの関税措置を3月4日から発動すると表明。前日には4月2日に先送りすると発言しており混乱を招いた。また、対中関税も追加で10%上乗せするという。市場では米国内のインフレが再燃し、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに動きにくくなるとの見方が強まった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が4.26%台と低下が一服し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場では金利差の縮小観測が後退しドルが強含んだ。対ユーロでも米関税政策への懸念を背景にドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。この日の金は米長期金利の先高観に押し下げられ、終値ベースでは2月10日ぶりに2,900ドルを割った。2月28日9時30分現在、ロンドン金は2,870ドル台で推移しています。