国内公表(買取価格1gあたり)
金 16,091円 (+120)
プラチナ 4,672円 (-133)
NY市場(終値ドル/トロイオンス)
NY金 3,177.50ドル (+98.10)
NYプラチナ ドル 933.30ドル (+13.40)

4/10、ニューヨーク市場の金は大幅高で3日続伸。始値3,099.10ドル、高値3,195.00ドル、安値3,086.10ドル、終値3,177.50ドル、前日比+98.10(+3.19%)。米労働省労働統計局(BLS)より発表された3月の消費者物価指数(CPI)によると、総合指数は前月比で0.1%低下。市場予想は0.1%上昇。前月は0.2%上昇だった。前年同月比では2.4%上昇。市場予想は2.6%上昇。前月は2.8%上昇だった。変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は、前月比で0.1%上昇。市場予想は0.3%上昇。前月は0.2%上昇だった。前年同月比では2.8%上昇。市場予想は3.0%上昇。前月は3.1%上昇だった。3月の米CPIは予想に反して伸びが鈍化。トランプ米政権の関税措置によるインフレ再燃懸念を前に、物価上昇率は減速傾向にあることが示唆された。米労働省雇用統計局より発表された先週(03/30-04/05)の新規失業保険申請件数は、前週比4000件増の22万3000件。市場予想は22万3000件。前週は21万9000件だった。29日終了週の失業保険継続受給者数は、前週比4万3000件減の185万件。市場予想は188万9000件。前週は189万3000件(前回発表値190万3000件)に下方修正された。一方、トランプ米政権は10日、米国への報復関税を発表した中国に対し、あわせて125%の関税を課すと説明したものの、3月までに発動した20%を上乗せするとし、中国に対する追加関税は合計で145%になると発表した。中国との貿易摩擦が米経済を下押しするとして、対主要通貨でドルを売る動きが広がった。ニューヨーク・債券市場では米長期金利が4.47%台まで上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場でユーロは対ドルで大幅に反発し、ドル建てで売買される金は割安感が高まった。金相場は米中貿易戦争の激化を巡る懸念で、安全資産としての需要で堅調に推移。終値ベースでは6日ぶりに史上最高値(3,177.50ドル)を更新した。4月11日9時30分現在、ロンドン金は3,190ドル台で推移しています。