- 国内公表(買取価格1gあたり)
- 金 16,990円 (+321)
- プラチナ 4,779円 (-21)
- NY市場(終値ドル/トロイオンス)
- NY金 3,425.30ドル (+96.90)
- NYプラチナ ドル 967.10ドル (-9.90)
4/21、ニューヨーク市場の金は大幅高で反発。始値3,347.00ドル、高値3,442.30ドル、安値3,344.00ドル、終値3,425.30ドル、前日比+96.90(+2.91%)。米民間調査機関コンファレンス・ボード(全米産業審議会)より発表された3月の景気先行指数は100.5と、前月比で0.7%低下。市場予想は0.5%低下。前月は0.2%低下(前回発表値0.3%低下)に改定された。トランプ米政権が掲げる関税政策で不確実性が高まるなか、今年の米経済が減速する可能性が示唆された。一方、トランプ米大統領は21日、SNSで米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長を再び批判した。「多くの人々が早期の利下げを求めている。エネルギーコストが大幅に低下し、食料品価格も大幅に下落し、その他ほとんどの物価が下落傾向にあるため、インフレは事実上ゼロ。これらのコストが順調に下落傾向にあるため、まさに私が予想した通り、インフレはほぼゼロだが、今すぐ金利を引き下げない限り、経済の減速は避けられない。欧州はすでに7回の利下げを行っている」などと投稿した。先週にはトランプ氏が任期途中のパウエル議長の解任を検討していることも明らかになった。FRBの独立性に対する懸念が高まり、米株式市場では主要株価指数が大幅に下落した。ニューヨーク・債券市場では米国債が売られ米長期金利が4.41%台まで上昇し、利息や配当を生まない資産である金の重荷となった。外国為替市場でユーロは対ドルで2日続落。2021年11月以来の高値を付けた反動でドル買い優勢となり、ドル建てで売買される金は割高感が高まった。金相場は米中貿易摩擦やFRBの独立性を巡る懸念で、安全資産としての需要で堅調に推移。終値ベースでは過去最高値を更新し、初の3,400ドルの大台に乗った。4月22日9時30分現在、ロンドン金は3,420ドル台で推移しています。